VBA入門編 No.1

VBA入門編

マクロの始め方

では始めましょう
まず、マクロを使う設定をしましょう

Excelからファイルオプション→ セキュリティーセンター(トラストセンター)
セキュリティーセンターの設定(トラストセンターの設定)をクリック

マクロの設定で2番目の 警告を表示して、すべてのマクロを無効にする を選びます

1番目は安全ですが、マクロが開かず何もできません
4番目は確認せず、すべてのマクロが開かれとても危険です

次に、リボンのユーザー設定で 右側のメインタブ 開発にチェックを入れてください

開発タブが表示されました

これで、マクロが使えるようになりました

VBEの起動


VBAエディター VBEを起動します

まず、開発タブの Visual BasicあるいはショートカットキーでALT+F11を押してください。

Visual Basicにカーソルを当てると
Visual Basic ALT+F11 Visual Basicエディターを表示します と出ます

ALT+F11で、ExcelVisual Basicエディターを行き来できます

VBEから左上のExcelマークを押しても、Excelに移動できますよ

Visual Basicエディターのことを約してVBEと言います

なにやらむずかしそうなのが出てきましたが、気にせずいきましょう

このような表示が出ない人は、今はそのままで大丈夫ですが、同じように表示したい人は、
表示から、プロジェクトエクスプローラープロパティウインドウを選んでください

プロジェクトエクスプローラー




     プロパティウインドウ

標準モジュールの挿入

では、プログラムを作成する場所を作りましょう

挿入 から 標準モジュールを選びます

標準モジュールにModule1が作られました
Module1 ここにプログラムを作っていきます。

sub test と入力し、Enterを押します。

testはプログラム名です
すきな名前をつけることができますが、数字や記号からはじめることはできません

プログラム名の後ろにかっこが付き、End Subと追加されます
SubEnd Subのなかにプログラムを書いていきます

ちなみにSub からEnd Subまでのかたまりをプロシージャといいます
ですので、プログラム名をプロシージャ名と呼びます

早速作ってみよう

では、早速簡単なプロシージャを作ってみましょう

MsgBox関数を使ってみましょう

MsgBox “msgboxの練習です”と入力してみます

MsgBox関数は、メッセージボックスを表示するための関数です

MsgBoxの後に表示させたいものを書くだけです
メッセージセルの値などを表示します

セルの値・変数については後ほど…

文字の集まりを文字列といいます 1文字でも文字列です
文字列は、 ”” (ダブルクォーテーション)で囲まなければなりません

プロシージャの実行

プロシージャを実行してみましょう

カーソルが実行したいプロシージャのどこかにある状態で、
Sub / ユーザーフォームの実行(F5)キーを押します

メッセージボックスに文字列が表示されました

プロシージャからはずれた状態で、Sub ユーザーフォームの実行キーを押すと
このような表示になります
どのプロシージャプを実行するのかわからないからです

実行したいプロシージャを選択し、実行をクリックしてください
同様に実行できます

実行のやりかたは、F5キーでも実行されます
F8キーはステップインで1行ずつ実行します

ファイルの保存方法

マクロを保存する場合は、普通のEXCELファイル 拡張子.xlsxで保存しようとすると、
以下のようなメッセージが表示されます
拡張子.xlsxでは、マクロを実行できません

いいえをクリックし、ファイルの種類マクロ有効ブック(*.xlsm)を選んでください
拡張子が.xlsmとなり、マクロ有効ファイルとして保存されます

次回ファイルを開くと以下の メッセージが表示されます

これはファイルにマクロが保存されている場合に表示されます
コンテンツの有効化をクリックしファイルを開きます

安全のため、自分で作ったマクロ内容がわかっているもの以外開かないようにしましょう
一度コンテンツの有効化を行うと信頼済みドキュメントに登録され、
次回からこのメッセージは表示されないようになります

最後に

マクロを作成・実行・保存することができました
これはあなたにとっては小さな一歩ですが、マクロを理解する偉大な一歩です
次回も見て下さい!